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カウンセリングルームについての「よく尋ねられる質問」 (FAQ)

 

 ● 自分はカウンセリングルームでカウンセリングを受けた方が良いのでしょうか?

 この質問が心に思い浮かんだ時に カウンセリングを受けることは良い結果を生み出すことが多いようです。特に問題が起こるとか、危機に陥るとか、パニックを待つなどの必要はありません。ただ、人間関係において問題を抱えたのがきっかけでカウンセリングを受けようと思う人が多いようです。

 

● どうも自分の悩みを他人に話すことがはずかして行けませんが、でも悩みを友人や家族よりもカウンセリングを受けたほうが良いのでしょうか?

 家族や友人との相談で悩みが解決する場合も多いと思います。それでも、問題の解決が難しいときにはカウンセリングが役に立つでしょう。もちろん、悩みをきっかけにより自分を深く知り、自分の心を成長させたいと思うときには、専門家の手助けを借りることはよい考えでしょう。

 

● もし、自分がカウンセリングルームに行くべきだと人に勧められたら?

 もし先生や友人が、あなたがカウンセリングを受けるべきだと強く主張したなら、あなたは気分を害するかもしれません。そして、他の人たちをなだめ、面接を受ける必要がないことを人に説得するためにどうすればよいかと考え出そうとするかもしれません。しかし、そのようなことについても、カウンセラーと話し合うことが、あなたにとって有益な体験となると思われます。一方で、あなたがこの最初の困難さを通り抜けた後、カウンセリングがあなたの生活における最も重要な経験の1つであると思うようになる可能性もあるでしょう。

 

● カウンセリングで成果が得られるのには長い時間がかかるのでしょうか?

 あなたは、最初の数回で自分が成長するような体験をするかもしれません。が、同時に、カウンセリングを受け始める前に望んだかも知れないほど容易には、自分の考えや感情を探求するのが難しいことにも気がつくでしょう。問題を解決できるほどに自分自身を成長させるには、それらすべてのことについて語りあう努力が必要となりますが、それには面接の回数を積み重ねて行く必要ある場合が多いです。その結果、数年間にわたる面接が続くこともよくあることです。ただ前もってどの程度の期間が必要なのかは予測することはできません。

 

● もし私が頻繁にカウンセリングに通うならば、これは自分が精神的に病んでいることを意味するのでしょうか?

 いいえ、多いのは逆の場合です。基本的に心が健康でありながら問題を抱えて困っている人は、週に2回あるいは3回のセッションから最大限の成果を得ることができます。週に2回や3回のセッションにおいては、自分自身が心に抱いている重要な考えや感情を本当に探求し、深めていくことができるのに対して、週1回のセッションでは、その週の出来事について話をするだけで終わってしまう傾向があることに面接を受けにきた人は気がつきます。ただ、学生の場合は面接外での体験から学ぶことも大きいですので、週に1回のペースが選ばれることも多いです。

 

● 自分がカウンセリングを受けることが、将来にどのようなメリットがありますか?

 カウンセリングで行われることは、成長への未知の障害を見つけ出そうとする洗練された傾聴のプロセスに基づいています。そして面接の中で自分の中の障害を解決することは、社会に出た時に問題を解くことや、さまざまな選択することに対して、自ら持っている能力を十分に発揮できることにつながります。また、カウンセリングでの体験は、周囲の人たちの気持ちや考えに耳を傾け、理解する力を持った、人間性あふれる社会人への成長の手助けとなるでしょう。

 

● カウンセリングでは寝椅子に横たわって、幼年時代についての話をしてたくさんの時間を過ごすのでしょうか? あるいは夢を見たら、必ず報告しないといけないのでしょうか?

 カウンセラーが、来談者が話をすべき話題を前もって決めているわけではありません。ただカウンセリングの中で、心を耕し、心の中の意識を広げていくなかで、幼年時代の思い出や空想、あるいは印象に残っている夢を来談者が話し出すことがしばしば起きてきます。逆に言えば、自分が話したい、考えたいと感じることを制限なく、自由に語ってよい時間と場所なのです。そのような中で、以前には、生活の中でばらばらに思われた出来事が統一された見方で新たに理解できるようなったりします。そのように、過去の自分や出来事が現在の自分に統合されていくのはカウンセリングの結果として生じる全体的な心の成長の一部でもあります。かつて正式な精神分析では寝椅子に横たわって実施されましたが、週に1回程度の面接ならば、必ずしもそのような必要はありません。逆に、普通に椅子に座って話し合うスタイルが最近は多く用いられています。しかしながらソファーに横たわることは、カウンセラーの表情を気にする事なく、リラックスして自分の心の中を自由に探求していくことができるというメリットが大きいですが、それの選択は自由です。

 

● カウンセリングを受けると創造力や個性をなくするのではないでしょうか?

 カウンセリングで創造力や個性を失うことを心配している人は、実際は心の中で自分の個性や創造力をより発揮したいと切望していることが多いようです。本当のところは、カウンセリングにおいて、その実現を阻んでいた心の中の妨げが解決されることで、その個性的でありたいとか、創造的でありたいとかの願望が実際に成就する可能性は高まるでしょう。

 

● カウンセリングで話すことの秘密は守られるのですか?

 以下の例外を除いて、答えは絶対的な YES です。例外は、自分自身や他人に危害を加えるような緊急の危険性が予測された場合です。そうでない場合には、友人や家族や先生の誰にも、そこで話されたことは明らかにされることはありません。

 

● 自分自身の問題でなくても、良いのですか?

 友人や、後輩、あるいは家族のことでカウンセリングを訪れるのは非常によくあることです。彼らのことが心配だから、どうしたらよいのかということは、実際は、自分がその人達への接し方で悩んでいることでもあるでしょう。助言やアドバイスもあるかもしれませんが、自分が気にしている人と自分とのかかわり方についてのベストな方法をカウンセリングのなかで見つけ出すことは非常に役に立つものです。本人がいないところで、その人の話をすることに抵抗があるかもしれませんが、その人をどのように見て、理解しているかはあなた自身のこころの中のことですし、面接では秘密が守られます。また、自分が友人や後輩からの相談を受けたのだが、どういうふうに応答すればよいのか、よかったのかを考え、学ぶのにもカウンセリングは極めて役に立ちます。最初に書かれているように、自分に問題が起こるのを待つ必要はありません。自分や生活の中のあらゆる出来事が話題にされて良いので、自らの成長に関心を持った時にカウンセリングを受けることは良い考えでしょう。

 

● カウンセリングを受けることで、本当に自分が変化したり、問題が解決したりするのでしょうか?

 自分が変化するわけがないと考える人の多くは、多くの問題や自分自身についての悩みを抱えながら、どうにかきわどいバランスを取りながら生活している場合です。そのような時に、新たな変化が起きうるという考えに脅威を感じるのはある意味では当然です。しかし、一方でなにかを変化させたいという願いなしに、問題が解決しないのも真実でしょう。そこに希望を見出だしながら取り組んで行くのがカウンセリングですし、カウンセリングによって自分が成長したと感じる人が多くいるのは否定はできないことでしょう。

 

● いいことずくめのように聞こえますが、なにかデメリットがあるのでは?

 カウンセリングによって、具体的なある人がどれぐらい成果が得られるのかは前もって予測することはできません。また、学生相談では数回のガイダンスや面接によって満足するようなことが起こることもしばしばありますが、決して魔法みたいなものではありませんので、カウンセリングに自分が積極的に参加し、努力していく必要もあります。そして、面接時間が積み重ねられていくことが多いです。また、面接が進むにつれて自分が今まで無視してきた自分のなかの不快な感情を体験することが間違いなく起こってきますが、全体としての自分を体験し、成長する過程のなかでは、それは避けられないものです。それに、自分らしさや個性をとりもどしていくにつれて、身近にいる人が自分のあり方が悪くなっていくと不満を述べ始めることが起きてくることも多くあります。が、それは自分が進歩している証拠でもあります。最後に、あたかも様々な理由のために面接の予約を守ってカウンセリングに行くことが難しくなるように思えることもまちがいなく起こってくるでしょう。実はまさに、面接のなかで辛くなったり、不快な感情が感じられたりした時に、一見休まなければいけない状況に陥るようなことが起こるのですが、その時こそカウンセリングの中で進歩を遂げつつあるような時期なのです。面接をキャンセルしたいというさまざまな誘惑に負けずに、予約を守る努力が必ず必要にもなってきます。

 

● デメリットで不快感を感じることがあるというのが怖くて受けたいと思えないのですが、このままで将来何か支障が出てくるのでしょうか?

 多くの心理的な問題は、今までに体験した出来事が十分に感情的に受け止められず、整理されていないところから起こってきます。そういう意味では、自分自身の成長や悩みの解決のためには、一番自分が避けたいと考えている感情に直面していくのが早道でもあります。実際、涙を流して十分に悲しみを味わったり、頭から湯気を立てて怒りを感じたあとに、頭が働きだして問題の解決策が見えてきた体験を日常の中でも経験している人は多いでしょう。泣いたり、怒ったりすること自体は苦痛そのものではなく、過去の苦痛な体験から解放されつつある現れなのです。もし人生を充実させて生き生きと生きていくたいと思うならば、自分の体験すべてを受け止めていくことが必要でしょう。

 

● 面接を継続していて受けているときに、試験などで忙しいときには休みたいのですが。それは許されるのでしょうか?

 いいえ。逆にそのような時にこそ面接にくることが大切でしょう。先にも述べたようにしばしば、何かの進展がみられようとするときに、試験のような外的なことがまったく自分の問題や面接とは関係のないように思えて、面接を休みにしたくなることが非常に多くあります。しかしながら、1回の面接の時間は1日や1週間のうちのほんのわずかな時間です。都合で休みにしたい場合の多くは、こころの中を見ることに対する無意識の抵抗が試験のような外側の力を利用して、起こってきているのがほとんどです。まったく逆に、試験のようなストレスがかかっている状態の中で、こころにどのような気持ちや考えが起こり、それにどのように心が対応しているのかという働きをまさに面接の場面で見ていく絶好なチャンスでもあります。忙しいときこそ面接にくることは良いことです。

 

● カウンセリングではどの時点で終了するのでしょうか?

 面接をどの時点で終わるのかの判断は本人の自由に任されています。一般的には、カウンセリングの初期に、目標をお互いに話し合って決めることで、その成果が達成された時点で終えます。そうではなく、本人が終えたいと考えたときには、何を今までやってきて、何がやりのこされているのかを5回ぐらいの面接時間はとって十分に話し合った上で終えることになります。成長のためのカウンセリングでは、本人もカウンセラーも終える時期が来たらその時にそうだとわかるものです。

 

面接コーナーには電子レンジや冷蔵庫などがあり、来談者や集う者たちに好評です。

   

 

 

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