環境ホルモンの影響が話題になっていますが、府中辺りから下流の多摩川ではかなり以前から話題になっていました。工場排水の垂れ流しで汚染され、魚を釣っても食べてはいけない。土手の野草を摘んで食べてはいけないとの風聞がありました。ところが数年前から大学の研究班が調査報告し、府中辺りの野鯉がメス化しているとのことでした。毒物が流入しても大量の水に希釈されて毒性が無くなり心配が無くなるという従来の考えから、毒性は無くなっても何らかの影響を及ぼす事実が指摘されました。薄めても無害にすることは不可能ということは、いままでの考え方を根底から覆えす恐ろしさを感じました。
　多摩川は太郎華家族のホーム・グラウンドで、かつて若き日に太郎くんは ７０cmぐらいはあるような野鯉を捕まえたことがあります。水遊びが大好きなラブですから、川の中に入って戯れる様子は、連れて来てよかったとしみじみ 思い苦労を忘れます。ところがこのところピタリと子どもが産まれなくなったら、多摩川で遊んでいるのが原因で、わが家のオスたちがメス化したのではないかと心配になりました。
　あのジョン・ウエインたち西部劇スターが核実験場がある砂漠でロケをしていてガンに罹患したように、環境ホルモンに汚染された川で遊び惚けていて、不妊化したのではないかと不安になっています。

　水芦華子（荘ｂ）ちゃんはワンちゃん社会のルールが段々分かって来たようです。ワンちゃんが向こうから来ると、教えていないのに「ふせ」をして相手を待っています。相手がいつも遊んでいる友達や中型、大型犬だったら飛び回って遊んでいますが、小型犬や犬や老犬には鼻でクンクン嗅いだりして優しく接しています。華子を見ているとつくづく純粋な心を持っているのだなと思います。自分の感情をストレートに出して、ウソは絶対につかない。華子の眼は今キラキラ光っています。