子ラブちゃん(B)たちは5ヶ月、小学校高学年ぐらいの年齢になりました、1日1500カロリーから2500カロリーは必要です。カロリー計算が面倒でしたらめいっぱい吐かない程度に食べさせて、めいっぱい運動させてください。引っ張って、無理やり走らせるようなことはしないで、ペースをあわせてゆっくり走ってあげれば自転車で散歩も可能です。できれば早朝、1日1回しっかり走り込んで下さい。まゆちゃんのお家では女の子は「ほっそり美人に育てたい」と食餌量に制限を加えたとのことで、ミニチュアダックスのちょめちゃんもアフガンのさくらもほっそり美人です。ラブラドールの基本形がタロ父さんのように「ずんぐりがっしり」ですが、ラブでも女の子はハナ母さんのようなのがとも思い、迷うところです。

 走るだけでなく、ボール投げ運動も欠かさず続けて下さい。ボールを投げると勢いよく追いかけて、くわえて戻ってもボールを放さないとか渡してくれないとか、、そういったことがあるようですが、お家のなかでボールで遊んであげるついでに「よこせ」の訓練を毎日少しずつでもしておきませんと、ボール投げ運動が毎回1回限りになってしまいます。そして「引っ張らせない」「飛びつかせない」「噛ませない」「無駄吠えさせない」を今のうちにしっかり仕込んでおいて下さい。

 子ラブちゃん(A)たちは1才8ヶ月、大学を卒業して社会人になるような年齢です。できれば成長期用フードを2500カロリーから3500カロリー、体重1キロに対して30グラムが1日の必要量です。乳製品やカルシュームも添加して、1才半から2才ぐらいになったら2500カロリーから3500カロリーぐらいに落とすともいわれていますが、勿論めいっぱい食べさせてめいっぱい運動させるのでも結構です。自転車で毎朝5キロ走って、ボール取りを5〜8回してあげられたら理想的です。ボール取りのかわりにフリスビーも喜びます。フリスビーは落下速度が遅いので、ジャンプして取るのが、いかにも楽しそうです。しつけの基本である「引っ張らせない」「飛びつかせない」「噛ませない」「無駄吠えさせない」をいまだにマスターできていない子がいるようです。ラブラドールを普通の 犬と同じように考えて「大きくて強いから女の人では散歩させられない」というお家があって、せっかくラブラドールなのにと残念に思います。普通の犬と同じように屋外の犬小屋に繋がれたまま「ハウス」も「スティ」も知らずにいる、ラブとしては極めて不幸な子がいることは残念で遺憾です。

 ラブラドールは家族の一員と考えて下さい。可愛い子どもですから共存できるよう教育も躾も必要です。毎日の生活の中で好ましい生活習慣をつけさせ、好ましくない行動はさせないようにするのが最善ですが、できなければ学校へ行かせて教育を受けさせて下さい。ご理解いただけなくて、ラブラドールを普通の犬と同じように飼い続けるようでしたら、小型愛玩犬を差し上げますから交換して下さい。

 

次ページへ行く

たより表紙へ戻る