どうなる日本の若者

社会適応促進事業創設の提案

 

 

 東北の復興が遅々として進んでいないようです。理由はいろいろ あるのでしょうが、時間の経過と共に生じる被災者と行政との乖離 が新たな遅れを生じさせているようです。復興にかかわる人たちの 数が充分で無いことも理由の一つでしょうが、特に土木や建築に必 要な機材や従事する人たちの不足が深刻なようです。

 全国的にも風水害による大規模な災害が生じた為に、復興に必要 な機材や従事する人たちの不足に拍車をかけています。さらには東 京オリンピックの開催に間に合うよう、競技施設やインフラ整備な どに充分な機材や人員が必要とされます。

 東南海地震と津波が予想されていますが、その際の復興に必要な 機材や従事する人たちは全く足らず、仮設住宅など建設に必要な資 材も海外から輸入するしか無いようです。

 被災から3年経っても復興が進んでいないという不満に対応する ために、政府は海外からの技術労働者で不足を補おうとするようで す。詳細は決まっていないようですから多分、農業や水産の技術研 修生のような形で受け入れるのでしょう。

  少子高齢化が更に進行し経済規模の縮小が心配されていま すが、このような海外からの技術労働者の増加で人口の減少が緩和 されるのではないかと思います。

 きつい汚いキケンの3Kと呼ばれ嫌われる現業系の仕事に就 き、既に多くの外国人が定住しつつあります。それに対して日本の若者の多くは、これらの状況を直視することを先延しにしています。

 気づかないようにしているのは、社会から求められる能力に応じ られないことを知っているからです。営業種や飲食業への就職を嫌 うのは、厳しい努力の日々を送りそれをやり遂げる自信が無いからです。

 就職せずニートととなり、学生の頃と変わらない慎ましい生活を 続けようとしています。親元で暮らせなくなると、福祉の保護を受 けて更に慎ましい生活になります。

 経済成長は望めず高齢化は進むでしょうが、海外からの技術労働 者が定住することで人口の減少は防げるでしょう。低迷しつつも其れなりに安定はするでしょうが、働いていない日 本人が増加して注目されることになるでしょう。   

      

 

 

 

 

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